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用語・設定解説

位相差障壁①

ノイズの持つ特性のひとつ。

存在を異なる世界にまたがらせることで、
通常物理法則下にあるエネルギーを減衰〜無効化させる能力である。

第一話において、
自衛隊「特異災害対策機動部一課」と交戦した際、
建造物を破壊しつつも、砲撃をすり抜けている描写が見られるが、
これは、自身の存在比率をよりこちらの世界に寄せることで、
物理的に相手に干渉可能(=建造物を破壊)とし、
次のタイミングでは逆に、
存在比率をこちらの世界から殆ど切り離すことにより、
相手からの物理的干渉を無効化(=砲撃をすり抜け)していることを示している。

この特性を端的に数値化すると、
ダメージを500与える攻撃に対して、
こちらの世界に100%存在するノイズは500のダメージを受けるが、
半分の50%しか存在しないノイズは250のダメージしか受けず、
存在比率を限りなく0に近づけたノイズにはほとんど効果がないことがうかがえる。

過去にあったノイズとの交戦記録にて、
こちらの世界に対する存在比率が増す攻撃の瞬間にタイミングを合わせることで撃退した例や、 効率を考えず間断なく攻撃を仕掛けることで駆逐した例などがあるのだが、
いずれも、ノイズに対する有効な対処法とは言い難く、
人体の炭素転換能力以上に、ノイズが圧倒的な脅威と目されている要因である。