フィーネの死
Synchrogazerの一撃を受けたフィーネの身体は、融合したネフシュタンの鎧と共に機能不全となり、崩壊する。
だがこれは、「フィーネの死」を意味するものではない。
世界中にはフィーネの末裔が存在し、彼ら彼女らが、聖遺物が起動する際に放つアウフヴァッヘン波形に接触すれば、その機会の数だけ、新たなフィーネが誕生し続けることとなる。
それが如何ほどの確率で生じる「偶然」であるのか定かではないが、なおもフィーネは、永遠の刹那に存在し続けているのである。
これまでも、世界のパラダイムシフトの銃爪となってきたフィーネの存在であるが、「櫻井了子」としての記憶を引き継いで誕生する「次世代のフィーネ」が、今後の世界にどのような影響を与えるのか。
それは、シンフォギアの向こうにある物語である。